【報告】7/31 動作痛・圧痛に対する鍼灸治療~原因部位・症状発現部位から導き出す経穴処方~

動作痛・圧痛に対する鍼灸治療
~原因部位・症状発現部位から導き出す経穴処方~

日時:令和4年7月31日(日) 14:00~17:00
会場:全柔協会館4F
講師:久保 益秀(クボ ヨシヒデ)
鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔整師
久保鍼灸マッサージ院・久保整骨院 院長
平成医療学園 非常勤講師

講習会レポート

今回の講習会では、動作痛や圧痛を遠隔取穴によって軽減、改善を目指すという
鍼灸師ならではの治療法を学びました。
その手順は、まず異常動作や代償動作を見つけ、その関節可動域制限が起こっている部位(伸びにくい、伸びていない)を特定する。
そしてその走行上にある異常経脈や異常経筋に対して治療を行うというものです。
前半の座学では、五行穴や難経六十九難を用いながら、それぞれの経穴が持つ特性や治療効果を運動器疾患に応用する方法について学びました。

後半は、二人一組になって実際に異常動作の見つけ方、取穴や刺鍼の方法について実技を行いました。講師自身が普段の施術で実際によく用いる経穴や、手技の紹介をしながら進行されていたので、受講者は明日からの臨床に使いやすい内容でした。

今回は新型コロナウイルスの新規感染者数が増加する中での開催ではありましたが、マスク、フェイスシールドの着用、換気の徹底が行われており、受講者は安心して受講できる環境でした。